ローマのフランチェスコ・トッティ【写真:Getty Images】
ローマの生ける伝説は生涯一筋を貫き通すようだ。19日、イタリア紙『コリエレ・デッラ・セーラ』が報じている。
今年で40歳を迎えるローマのカピターノ(主将)であるフランチェスコ・トッティ。中国クラブからのオファーが噂されていたが、拒否したとのこと。ローマと契約延長をするか、もしくは引退することを決意したようだ。
トッティはクラブと3月に契約延長について話し合うとのことで、ここでの交渉が決定的なものとなるようだ。
同選手は1993年にわずか16歳でローマでデビューを果たすと、「イル・プリンチペ(ローマの王子様)」としてファンから愛され続けた。創造性溢れるプレーと屈強な肉体を武器に20年以上に渡ってローマを牽引してきた。
200/2001シーズンにはファビオ・カペッロ監督のもと、中田英寿とともにセリエA優勝を成し遂げた。また、2006年にはイタリア代表としてワールドカップ優勝に貢献している。キャリアを通してレアル・マドリーや数々のビッグクラブから移籍のオファーを受けたが、地元クラブであるローマ一筋を貫いている。
果たして、ローマのみならずイタリアサッカーの象徴ともいえるトッティは来季もピッチに立つことができるのだろうか。
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