チェルシーの次期監督候補に元チリ代表のアルゼンチン人、ホルヘ・サンパオリ氏の名前が上がっている。イギリス紙『ザ・テレグラフ』が報じた。

　55歳のサンパオリ氏は、アルゼンチンやペルー、チリのクラブの監督を務め、先月までチリ代表監督として活躍した。2015年にはチリ史上初めてコパ・アメリカを優勝しており、FIFAの年間最優秀監督のファイナリストにバイエルン・ミュンヘンのペップ・グァルディオラ監督、バルセロナのルイス・エンリケ監督とともに選出。その手腕は高く評価されている。

　現在、今季途中からフース・ヒディング監督がベンチに座るチェルシーだが契約は今季までとなっている。来季の監督候補としてロマン・アブラモビッチ会長はアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督がお気に入りとされているが、シメオネ監督はチームの全権力を委託されるのが条件としている。

　しかしアブラモビッチ会長の右腕でありスポーツディレクターであるナイジェリア人のミカエル・エメナロ氏が決定権を持ちぶつかってしまうため、シメオネ監督のオプションが非現実的なものとなり、アブラモビッチ会長が興味を持っているのがサンパオリ氏だとしている。

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