FIFAから罰金を科せられたフランツ・ベッケンバウアー氏【写真:Getty Images】
FIFA(国際サッカー連盟)が、2018年と2022年のW杯誘致に絡む買収疑惑に関する調査に協力しなかったとして、フランツ・ベッケンバウアー氏に対して罰金を科した。18日に英メディア『BBC』が報じている。
ベッケンバウアー氏は、2018年W杯の開催地に決まったロシアと2022年W杯の開催地に決まったカタールに投票していた。同氏は買収疑惑について否定しているものの、招致活動の助成金を得るために670万ユーロ(約9億円)を送金したことを認めている。
ただ、依然として買収疑惑は消えておらず、FIFAの倫理委員会が調査を続けていた。しかし、同メディアによると、ベッケンバウアー氏はこれに協力しなかったとのこと。そのため、90日間の活動停止処分を受けていたが、今回は7000スイスフラン(80万円)の罰金を科せられたようだ。全貌がまだ見えてこない買収問題、果たして真実がはっきりするときはくるのだろうか。
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