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【CL展望】下馬評はレアル有利も…ローマにも頼れるデータが。共に指揮官はCL初陣

text by 編集部 photo by Getty Images

スパレッティ ジダン
ローマのスパレッティ監督(左)とレアル・マドリーのジダン監督(右)【写真:Getty Images】

 現地時間17日、チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16・1stレグでローマとレアル・マドリーが対戦する。

 両チームともにリーグ戦で不安定なシーズンを送り、監督交代に踏み切っている。ローマはルディ・ガルシア前監督を解任して以前にも同クラブを率いたことのあるルチアーノ・スパレッティ監督が復帰し、マドリーはラファエル・ベニテス前監督を解任してジネディーヌ・ジダン監督をBチームから昇格させた。

 現役時代には美しいボレーシュートでマドリーをCL優勝に導いたジダン監督だが、監督としてはこれが初陣。スパレッティ監督も、これまでにローマで何度もCLを戦っているが、再任後は初戦となる。

 マドリーはジダン監督就任後、公式戦で6戦5勝1分の無敗、23得点5失点と好調。一方のローマもスパレッティ体制で4勝1分1敗、唯一の敗戦は現在15連勝中のユベントスと調子は上向きにある。

 大手ブックメーカー『ウィリアムヒル』では、ローマが4.33倍、マドリーが1.83倍と前評判ではマドリーが高い。

 両チームがCLで対戦するのはこれが8度目だが、通算成績はローマが3勝、マドリーが4勝、引き分けは1つと実はほぼ互角だ。

 直近では2007/08シーズンに今回と同じくベスト16で対戦してるが、その際は1stレグ、2ndレグともにローマが2-1で勝利して準々決勝に駒を進めている。当時ローマを率いていたのもスパレッティ監督だったことは何かの縁だろうか。

 今季のグループリーグでローマは王者バルセロナと同組だったが、ホームでの試合は善戦を見せて1-1で引き分けている(アウェイでは1-6の大敗)。

 前評判で不利とされるローマだが、過去のデータ通り2ndレグまで望みを繋ぐのか、“ジダン・マドリー”が下馬評通りの結果を収めるのか。舞台はイタリアの首都、スタディオ・オリンピコだ。

【了】

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