メッシのトリックPK【写真:Getty Images】
バルセロナがリーグ戦第24節のセルタ戦で見せたトリックPKが世界中で話題となっている。
リオネル・メッシが自ら得たPKのキッカーに名乗りを挙げるが、ゴールへシュートするのではなく、横に蹴りだして後ろから走り込んだルイス・スアレスがシュート。これが決まってスアレスはハットトリックを達成した。
PKではシュートしなければならないルールはなく、ボールを前に蹴ればパスをしても良い。自身が決めればリーグ通算300得点のメッシだったが、自身の記録よりもスアレスのハットトリックを譲った。
このトリックPKに、“MSN”の一角であるネイマールがその裏側を明かした。スペイン紙『マルカ』が伝えている。
「練習したんだ。自分がPKからのパスを蹴るはずだったけど、スアレスが近くにいたから彼が蹴ったんだ」
しかし、予定外の事態にも「誰が決めようと関係ない。一番大事なのは自分たちの友情だ。うまくいってとても満足しているよ」と語っている。“敵を騙すにもまず味方から”、ということなのだろうか。
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