日本代表への思いを口にしたハーフナー・マイク【写真:Getty Images】
エールディビジ第23節が現地時間14日に行われ、ADOデン・ハーグはアウェイでエクセルシオールに2-4で逆転勝利を収めた。
先発出場したADOのハーフナー・マイクだったが、味方にミスが多くなかなかボールに絡めない時間が続く。それでも1人の若手が投入されたことで大きく流れが変わった。
1点をリードされて迎えた78分にヘディングでデニス・ファン・デル・ヘイデンのゴールをアシストすると、直後の86分にも再び頭で同じ選手のゴールを演出。チームを逆転に導いた。
試合後、ハーフナーはファン・デル・ヘイデンの2ゴールに「鳥肌ものですね」と驚きを隠せない様子で取材に応じた。負傷者続出により急遽下部組織から呼び寄せられた18歳のFWとは一度も練習をともにしておらず、「僕は初対面だった」と思わぬ”ホットライン開通”を振り返った。
そして「いい感じに彼も試合には入ってこれたし、そこから繋がり始めた」と、交代して最初のプレーでデビューゴールを決めた新たな相方が勝負の鍵になったと述べた。
最近は苦しい試合が多く、この試合は終盤に向けて非常に重要なものだった。下から3番目のエクセルシオールとは勝ち点差が11ポイントとなり、ハーフナーは「あとは上を見るしかないので、勝ったのはチームとしても大きい」と語り、「これでチームにも余裕が出てくると思う。もっとみんな気軽にサッカーができれば。まだいらない失点も多いですし、そういうことを改善できれば」と上位進出へ意欲を燃やす。
加えてヴァイッド・ハリルホジッチ監督が視察したことで日本代表への復帰も見えてきた。3月のW杯予選に招集される可能性もある中、調子を上げてきた長身FWは「日本代表はいつも選ばれたいと思っていますし、今シーズンは結果がついてきて名前がまた候補として出てきた。しっかりとこれからの試合も結果を残していければ選ばれるはず。1年消えていたというのはマイナスでしかなかったし、いまはまたオランダに戻ってこれて、結果を残してまた選べれる手前まで来ている。しっかりと続けていきたい」と、自身の充実ぶりとあふれる向上心を口にしている。
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