13日に開催されたJリーグ実行委員会で、15年から導入される予定のJ1リーグのプレーオフ大会方式が確認された。また25日にはプロサッカー選手会との協議も行われ、12月17日の理事会にて最終決定する予定だ。
理事会に提案される原案は、前後期の優勝チームと年間勝点2位、3位がトーナメント方式のスーパーステージ(SS、仮称)で対戦し、勝者が年間勝点1位とのチャンピオンシップ(CS、同)に進むというもの。
前後期の優勝チームと年間勝ち点の1~3位が重複した場合、出場チームの繰り上げは行わない。繰り上げを認めた場合に、故意に敗れるケースも有りうるとして認めなかった模様。
なお、年間順位はCSの勝者を1位、敗者を2位、3位以下は年間勝ち点の多い順とする。この年間順位1~3位がACLに出場する。
では、この大会方式を今シーズンに当てはめてみよう。
31節終了時点でやぐらを組んだ場合、まずSSは、前期1位と年間勝点3位は同じ広島なので、このブロックは広島の勝ち進みが決定。もう一方のブロックは、後期1位の鹿島と年間勝点2位の浦和が対戦(ホームは鹿島)。この勝者が、広島と対戦(ホームは広島)することになる。そして、この対戦の勝者がCSへ進出。年間勝点1位として待ち構える横浜F・マリノスと対戦して優勝チームを決定する。
やぐらのつくり方から察するに、年間勝点1位をかなり尊重したものと思われる。かつての2ステージ制では前期と後期の王者同士で年間王者を決定し、年間勝点1位チームが軽視されるケースも起きたため疑問の声が挙がっていた。