現代サッカー界はギャンブル(賭博)と密接な関係にあるが、10日に行われたプレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド対アーセナルの大一番で、ウガンダのアーセナルファンが大博打に負け、ホームレスになるという珍事が起こった。14日付の英メディアが一斉に報じた。
ウガンダ東部のイガンガに住むアーセナルファンのヘンリー・ダバサニ氏は、隣人でマンチェスター・ユナイテッドファンのラシド・イガ氏と人生を左右する賭けをした。ウガンダ・オブザーバー紙によると、ダバサニ氏は自分の家を賭け、イガ氏は愛車のトヨタと自分の妻を賭けたという。
賭けに際し、地元の村長や村人らが証人となって誓約書が書かれるなどしたため、地元でも大きな話題に。試合終了のホイッスルが鳴るとダバサニ氏はショックのあまり気絶。結果、ダバサニ氏は家から追い出され、3人の妻、5人の子供たちと共にホームレスとなったという。
アーセナル戦を巡るこうした事件は南アフリカでも起こった。2日に行われたアー セナル対リバプール戦(2-0でアーセナルが勝利)の後、アーセナルファンがリバプールファンの警官をからかい銃殺された。同警官は殺人容疑で逮捕され、懲役刑に科された。
リーグ第11節を終えて2位リバプールと勝ち点2差をつけ首位を走るアーセナル。世界中のアーセナルファンが10年ぶりのリーグ優勝を待ち望んでいるが、今後も世界のどこかで同様の珍事件が起こる可能性は十分ありうるかもしれない。
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