新監督初年度は困難な航海に。“戦術シュンスケ”からの脱却を
フランス人のエリック・モンバエルツ監督を迎えて開幕した2015年、前半戦は厳しい戦いを強いられた。絶対的司令塔の中村俊輔が負傷で長期離脱し、フォーメーションを固められないなど安定感を欠いた。
しかし後半戦に差し掛かって中村が復活すると、それに合わせてチームの調子も急上昇。2ndステージは10試合負けなしを実現するなど、最終盤までステージ優勝争いに絡んだ。持ち前の堅守も健在だったが、中村も守備の要・中澤佑二も無理のきかない年齢になってきた。今季は2人のベテランなしでも勝ち切る力を身につけることが求められる。
2016シーズン 戦力入れ替え
【次ページ】2015年も堅守は健在。一方攻撃は迫力不足を露呈