マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、境地に立たされ冷静さを失っているのかもしれない。英紙『インデペンデント』などが報じた。

　ユナイテッドはプレミアリーグ戦第25節チェルシー戦で引き分けたことで、ファン・ハール監督の立場はますます危うくなっている。

　ファン・ハール監督の後任には元チェルシー監督のジョゼ・モウリーニョ氏の名前が頻繁に挙げられている。

　試合後の会見でモウリーニョ氏の名前が記者の質問の中に出ると、ファン・ハール監督は言葉を荒げてその記者を捲し立てた。

「（クラブ副会長である）エド・ウッドワードか（クラブ所有権を持つ）グレーザー一族と話したとでもいうのか？　話を作るんじゃない。毎週切り返されるその質問には答えない」

　さらにファン・ハール監督は質問した記者に対して、「お前は明日にはクビになっていることだろう。名前は何だ？　私がお前の名前をここで言うこともできるんだぞ。妻はどうだ。子供もいることだろう。甥っ子や他の家族だってそうさ」と不満を爆発させた。

　会見では他の記者団から笑い声も起きていたが、ファン・ハール監督の風当たりは日に日に強まっている。

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