全体練習に復帰したダニエル・スターリッジ【写真:Getty Images】
負傷が多く今季はほとんど活躍できていないリバプールのFWダニエル・スターリッジ。クラブも一向に改善されない悪癖にいらいらを募らせており、今季限りで放出される可能性が出てきた。英紙『デイリー・メール』が報じた。
昨年12月に負った怪我が回復し、4日から全体練習に復帰したスターリッジだがユルゲン・クロップ監督は今週末の起用に慎重な姿勢を見せている。中途半端な状態でプレーし、再び離脱するリスクは避けなければならないからだ。
そしてこれ以上負傷が続けば今季限りでリバプールから放出されてしまうかもしれない。スターリッジは週給15万ポンド(約2500万円)の高給取りで2019年まで契約を残しているものの、コンスタントな活躍を望めなければ不良債権でしかない。
本来の力を発揮できていれば市場価値6000万ポンド(約101億円)クラスの才能と言われてきたが、現在はクラブとの契約を2年半も残していながら2000万ポンド(約34億円)ほどまで評価を下げているスターリッジ。それでも見切りをつけたリバプールとは反対にポテンシャルを信じ続ける者たちもいる。
同紙によればマンチェスター・ユナイテッドやアーセナル、トッテナムが夏の移籍市場に獲得に動く可能性があるという。古巣であるチェルシーやマンチェスター・シティ復帰も少なからず考慮されているようだ。そして本人はシーズン終了後のEURO出場を諦めていない。
イングランド屈指のポテンシャルを秘める未完の大器が本当の意味で覚醒する日はくるのだろうか。負傷癖が輝かしいキャリアを妨げている事実に疑いはない。
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