ビッグマッチの勝利に自信【写真:goal.com】
ボルシア・ドルトムントのユルゲン・クロップ監督は、23日に行われるブンデスリーガ第13節で、バイエルン・ミュンヘンに勝利することへの自信をのぞかせている。
12試合を消化して、ブンデスリーガの首位に立つバイエルン。一方のドルトムントは、バイエルンに勝ち点4差の2位に位置している。しかしドルトムントは、2010年2月以来、ブンデスリーガでバイエルンに敗れていない。
クロップ監督は、ブンデスリーガの公式サイトで「我々はバイエルンに問題を抱えさせるスタイルを熟知している。だが、それを実行するために我々はピッチ上で100%を出さなければならない。モーションを起こすだけでは不十分なんだ」と語り、このように続けている。
「バイエルンには十分過ぎるクオリティーがある。合図一つで倒せる相手ではない。彼らはここまで一敗もしていない。だから、周りの人はこう言うだろうね。『彼らはハードワークして目標を達成した』とね。だが、彼らはトップフォームではない試合でも勝利している。これはバッドニュースだ。なぜなら、それは彼らが良い状態なら必ず勝利することを意味するからだ」
「これといかに付き合うか? 我々はすでにその答えを出したとは考えていない。だが、ドルトムントの誰もがあきらめてはいない。我々はこれまでバイエルンを倒せるということを証明してきた。それでも、彼らと対峙するときはいつも手に負えない仕事に取り掛かるようだよ」
クロップ監督は、負傷者続出の状況を理解しながらも、鍵は守備にあると見ているようだ。
「相手チームがボールを保持する場合、何かを軽視してしまえば、仕事は成し遂げられない。バイエルンはペップ・グアルディオラの下でより確固たるチームとなった。バルセロナのプレッシングは信じられないものだったよ。センターバックの(カルレス・)プジョールがほとんどボールに触っていない試合もあったくらいだ。彼の前の選手がそれをすべてさばき、完ぺきに攻撃的なMFを揃えていた」
「それをバイエルンがやらないと言うのはナンセンスだろう。ストライカーが試合に勝ち、ディフェンダーがタイトルを勝ち取るとは古くから言ったものだ。あまりにも多くの失点を喫してはいけない。それは短期間の結果だけでなく、個々の自信にも影響してしまうからだ。それはふくらはぎやすねに痛みを抱えるようなものだ。それによりスムーズに前に走れなくなる。少しよろめいてしまうんだ」