2015年より導入が検討されているポストシーズン制。現役Jリーガーが、Jリーグのトップであるチェアマンにその疑問をぶつけていく。
そんな前代未聞の企画としてかねてから話題となっていたこのスペシャル対談。それがチームキャプテンである中村憲剛選手とJリーグの大東和美チェアマンが対談企画だった。もともとは前節清水戦の試合会場で販売されるマッチデープログラムに掲載されたものだったが、15日には川崎フロンターレのホームページ上で展開されているピックアッププレイヤー特別企画「チェアマンに聞く!」として公開されることとなった。
クラブの公式ホームページという場で幅広く公開されたことにより、多くのサッカーファンの目にも触れることとなった。すると中村憲剛の切り込みがあまりに鋭かったことに、Jリーグファンから驚きの声があがっている。
サポーターの思いを代弁しているかのような質問も多く、例えばJリーグ人気の回復に向けた姿勢については、こんな疑問を呈している。
「僕がフロンターレに入ったのが03年で、スタジアムに3、4,000人しかお客さんが入ってないところから、どうやってお客さんを増やしていくかっていうことをみんなで考えてきました。
スタジアムが満員になるまで選手もスタッフも本当にいろいろなことをやってきて、自分たちの努力が認められてきたという自負があるんです。
その一方でJリーグは、果たしてそこまでやってきたのかなっていうのが正直なところです」
こういった意見をチェアマンに直接ぶつけたことに、ネット上には「中村憲剛をチェアマンにしよう」の声があがっているほどである。
実に読み応えのある対談内容。Jリーグファンならば、一読しておくべき対談となっている。
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