現役引退を表明したネマニャ・ヴィディッチ【写真:Getty Images】
先日インテルとの契約を解除してフリーになっていた元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチが現役引退を表明した。古巣マンチェスター・ユナイテッドの公式サイト上で発表されている。
1981年生まれで現在34歳のヴィディッチは圧倒的なパワーで相手を制するプレーを得意とし、ユナイテッド時代はリーグ3連覇を含む5度の優勝、チャンピオンズリーグ制覇など数々のタイトル獲得に貢献。相方のリオ・ファーディナンド氏とともに鉄壁の守備を築いた。
近年は負傷に苦しめられて満足のいくプレーができず、今季はヘルニアの手術から復帰を目指したもののピッチへ帰還することなくインテルを退団していた。次の所属先としてプレミアリーグやMLSのクラブが噂されていたものの、結果的に引退を決断している。
ユナイテッドの公式サイト上で「スパイクを脱ぐ時が来た。ここ数年は負傷を抱えてコンディションが悪いままだった。共にプレーした全ての選手たちや指導者、スタッフに感謝したい。そして何年にもわたってサポートしてくれたファンの皆さんにも本当に『ありがとう』と言いたい」と感謝を述べたヴィディッチ。
クラブもこれに応え「ユナイテッドに関わる全ての人から8年間クラブに貢献したネマニャに重ねて感謝したい。引退後が素晴らしいものになることを願っている」と惜しみない賛辞を送った。なおヴィディッチの今後の活動は明らかになっていない。
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