アレッサンドリアとはどんなチームか?
31日のミラノダービーの前に、ミラン、インテルの2チームはそれぞれコッパ・イタリアの準決勝第1戦に挑む。これまでは1試合で決着を付けるノックアウト方式だったが、準決勝に限ってはホームアンドアウェイでの対戦となる。
インテルは27日にアウェイでユベントスと対決するが、それに先立って26日にはアレッサンドリアvsミランの一戦が行われる。アレッサンドリアは現在第3部のレーガ・プロ所属。3部相当クラブの準決勝進出は1983/84シーズンのバーリ以来32年ぶりの快挙だ。
Aクラブが登場するのは通常3回戦からだが、第3部のアレッサンドリアは当然1回戦からの参戦組だ。しかしトーナメントではパレルモ、ジェノアとAクラブを破り、準々決勝では同じくローマを破る快挙を成し遂げたセリエBのスペッツィアと対戦。アウェイで先行されながらエースストライカーであるリカルド・ボカロンの2ゴールでロスタイムで逆転に成功し、堂々の準決勝進出を果たした。
ホームはピエモンテ州に属する人口約9万4000人の地方都市。ただ創立1912年のクラブはかつて古豪として名を馳せた時代もあり、セリエAに組織改変される前身の全国選手権を含めれば24シーズンでのトップカテゴリー参戦経験がある。
実はコッパ・イタリアの準決勝進出も今回が初めてではないばかりか、1935/36シーズンには決勝に進出した(優勝はトリノ)。ちなみにその時の準決勝の相手もミランだったのだ。