元インテルのアドリアーノ【写真:Getty Images】
かつてインテルやパルマ、ローマなどに所属した元ブラジル代表FWアドリアーノは、アメリカで現役を続けることになるかもしれない。
イタリアの移籍専門サイト『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』は、アドリアーノが2年契約でNASL(アメリカ2部相当)のマイアミFC加入に迫っていると伝えている。
マイアミFCは今年から新設された新しいチームで、ミランのレジェンドであるパオロ・マルディーニが共同オーナーを務めている。ストーク・シティなどでプレーしたホンジュラス代表MFウィルソン・パラシオス、ラツィオなどでプレーしたマツザレムが所属しており、監督は同じく元ミランのアレッサンドロ・ネスタ氏というチームだ。
アドリアーノはパルマ時代にアドリアン・ムトゥ、中田英寿氏と強力な攻撃陣を結成し、得点を量産。その後はインテルに移籍してドイツW杯にも出場している。
しかし、交代への不満爆発、練習の無断欠席、失踪など数々のトラブルを起こし、インテルとの契約を解消されてしまう。
その後は母国ブラジルのコリンチャンスやフラメンゴ、アトレチコ・パラナエンセなどのクラブを転々とする。しかし、アトレチコ・パラナエンセ時代に夜遊びが原因で再び契約解除の憂き目に合っている。
2014年12月にはフランス・リーグ2のル・アーブル加入目前となったが実現せず、2014年3月以降フリーの状態が続いている。
これまで何度もお騒がせ事件を起こしてきた問題児でもあるが、“皇帝”の異名を持つアドリアーノはアメリカで更生となるのだろうか。
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