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合計9ゴールの乱打戦。リバプール、壮絶な撃ち合いの末ノリッジに競り勝つ

text by 編集部 photo by Getty Images

ロベルト・フィルミノ
2得点を決めたリバプールのロベルト・フィルミノ【写真:Getty Images】

【ノリッジ 4-5 リバプール プレミア第23節】

 現地時間24日、プレミアリーグ第23節がイングランド各地で行われ、リバプールはアウェイでノリッジ・シティと対戦した。

 19節にサンダーランドに勝利して以降、リーグ戦3試合で勝ち星から遠ざかっているリバプールだが、昇格組相手に苦戦を強いられる。

 リバプールは18分にワンチャンスをモノにする。エリア内でジェームズ・ミルナーからパスを受けたロベルト・フィルミノが流し込んで1-0。これでフィルミノは今季リーグ戦4得点目となった。

 しかし、リードは長く続かない。29分にCKの流れからコンゴ民主共和国代表FWディウメルシ・エムボカニが巧みなバックヒールでシュートを決めてノリッジが同点に追い付く。

 チャンスが掴めないリバプールは、その代償を払うことになる。この冬にリバプールの宿敵エバートンから加入したスティーブン・ネイスミスに右サイドを突破されると、ミドルシュートを決められて失点。ネイスミスは移籍後デビュー戦ゴールとなった。

 リバプールは立ち上がりも守備の脆さを見せる。アルベルト・モレノがエリア内でネイスミスを倒し、PKを献上。これをウェズ・フーラハンが決めて突き放す。

 しかし、リバプールは意地を見せる。直後にジョーダン・ヘンダーソンがボレーシュートを叩き込んで1点差に詰め寄ると、63分にはアダム・ララーナのクロスをフィルミノが決めて試合を振り出しに戻した。

 ここまで健闘を続けていノリッジは、痛恨のミスを犯す。ラッセル・マーティンがバックパスの処理を誤ると、ミルナーがこれを拾って流し込み、ようやくリバプールが勝ち越しに成功する。

 このまま試合終了かと思われたが、アディショナルタイムに再びスコアが動く。パワープレーからノリッジのセンターバック、セバスティアン・バソングが強烈なミドルシュートを叩き込んで再び同点に追い付く。

 だが、この試合はこれだけでは終わらなかった。セットプレーの流れからこぼれ球をララーナがボレーシュートを決め、劇的な決勝ゴールを奪った。

 打ち合いとなった一戦は4-5でリバプールが競り勝ち、リーグ戦3試合ぶりの勝利を手にした。リバプールは次節、キャピタルワン・カップのストーク戦を挟んでレスター・シティとアウェイで対戦する。

【得点者】
18分 0-1 フィルミノ(リバプール)
29分 1-1 エムボカニ(ノリッジ)
41分 2-1 ネイスミス(ノリッジ)
54分 3-1 フーラハン(ノリッジ)
55分 3-2 ヘンダーソン(リバプール)
63分 3-3 フィルミノ(リバプール)
75分 3-4 ミルナー(リバプール)
92分 4-4 バソング(ノリッジ)
95分 4-5 ララーナ(リバプール)

【了】

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