前半戦はチーム戦術にマッチせずベンチが定位置だった本田圭佑だが、いまやミランの救世主的存在にまで評価を高めた。最近は右サイドで献身的で堅実なプレーを披露し、バランスを欠きがちなチームを攻守にわたって支えている。

　これを受け、伊ラジオ局『ラジオ・スポルティーバ』の番組「スペチャーレ・メルカート」に出演した移籍市場の専門家イバン・カルディア氏は「本田は優れたテクニックの持ち主なうえ献身的な選手で、ミランを助けている。彼よりもデ・ヨングやノチェリーノが放出されるだろう」と述べて”10番”の貢献ぶりを称えた。

　同氏に名前を挙げられたオランダ代表MFナイジェル・デ・ヨングはMLSのロサンゼルス・ギャラクシー移籍が確実視されている。また伊『カルチョメルカート.com』によれば、アントニオ・ノチェリーノはアタランタ移籍が濃厚だ。

　短期間で自身への評価を好転させた本田はいまやミランに欠かせない存在になりつつある。シニシャ・ミハイロビッチ監督からの信頼も厚く、早期放出の可能性は極めて低くなった。今後は数字に残る結果でチームを上位へ導く活躍が期待される。

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