PKを蹴るリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
スペイン紙『アス』は18日、リーガ・エスパニョーラにおけるPK関連のデータを公開した。
今季のリーグ戦20節まで全198試合を終えた時点(バルセロナ対スポルティング・ヒホン、エイバル対グラナダは未消化)で、最も多くPKを獲得したのは10本のバルセロナだった。およそ2試合に1回のペースでPKを蹴っている計算になる。下には5本のレアル・マドリー、エイバル、セビージャ、4本のバレンシアが続いた。
一方、バルサはPKを取られた本数でも特筆すべきものを残している。なんと21試合を終えて未だ1本も対戦相手にPKのチャンスを与えていない。これは毎試合相手をゴール前までほとんど近づけさせない圧倒的な戦いぶりを象徴するデータと言えるだろう。
だが、これだけ主審の判定に恵まれながら、確実に得点に繋がるチャンスを生かしきれていない事実も読み取れる。バルサは10本のPKを獲得しながら、ゴールに変えたのは6本のみ。残る4本は外してしまっている。
マドリーは5本獲得で4本成功、セビージャは5本中5本全てを成功させている。それだけにバルサのPK成功率の低さは目立ってしまう。特にメインキッカーを務めるリオネル・メッシは、今季5回蹴って成功2回、失敗3回とミスが多くなっている。
キャリア5度目のバロンドールを獲得した世界最高の選手が唯一苦手としているのがPKということだろうか。後半戦もバルサとメッシのPKが試合の行方を左右する場面は多そうだ。
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