ジエゴ・コスタ【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)から1年間の補強禁止処分を言い渡されたアトレティコ・マドリーは、今冬の移籍市場で緊急補強に動いている。そしてその矛先はかつて本拠地ビセンテ・カルデロンを沸かせたストライカーに向いているようだ。スペインの移籍情報専門サイト「Fichajes.net」が報じた。
チェルシーでの低調ぶりが批判されているジエゴ・コスタがアトレティコの補強候補筆頭と見られている。27歳のスペイン代表FWは今季リーグ戦18試合に出場して7得点を挙げているが、そのうち4得点は最近3週間で奪ったものだ。
ジョゼ・モウリーニョ政権下では負傷などで信頼を失っていたが、フース・ヒディンク監督就任後は復調の兆しを見せている。しかし、今季終了までの暫定監督に補強に関する権限はなく、本人に退団の意思がありクラブが認めれば止められないという。
また、アトレティコのディエゴ・シメオネ監督はスペインサッカーや本拠地やチームのスタイルを熟知しているD・コスタの獲得を「安全な賭け」と考えており、駆け込み補強の対象として非常に有効と見ている。
今季加入したジャクソン・マルティネスが未だチームに馴染めず、前線の得点源に不安を抱えたままのアトレティコは、補強禁止を前にした1月のマーケットで中心的存在になるかもしれない。
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