レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
ジネディーヌ・ジダン監督が率いるレアル・マドリーだが、再び資格のないものをベンチ入りさせていることが話題になっている。17日付け『マルカ』が報じた。
当初、マドリー第二監督としてダビース・ベットーニ氏が就任したとされていた。しかし、実は同氏は監督としてベンチ入りするのに必要なUEFAProコーチングライセンスを所有していないことが判明した。
マドリーは“監督”はジダン監督一人で第二監督はいないとしており、ベットーニ氏は「アシスタントである」としている。事実ジダン監督が指揮を取りだしてから公式記録には一度も第二監督は表記されておらず、マドリーはベットーニ氏を用具係としてベンチ入りさせている。
問題はジダン監督が退場などでベンチ入りできない場合である。ベンチで立ち上がって選手に指示を出せるのは監督だけであると規定に明記してあるため、資格を有していないベットーニ氏は正式には指揮をとることができず、マドリーは監督なしで試合に臨まなければならなくなる。
ジダン監督は「自分が退場するなんてことはない」とし、そうなったとしても「UEFA Proライセンスを持っている(マドリーチーム代表者のミゲル・ポルラン・ノゲラ、通称)チェンドがいる」と笑って答えてい。しかしながら、チェンド氏は一度も練習に参加したことがなく、もしそのような場面になれば不安は拭えない。
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