「仏サッカー界でもっとも影響力のある30人」
1月7日発売のレキップ紙が『フランスサッカー界でもっとも影響力のある30人』と題うった特集を掲載した。
なにやら経済誌のようなタイトルだが、レキップ紙では初の試みで、選手や監督らに限らず、クラブオーナー、ジャーナリスト、スポンサー、エージェントなど“サッカー界”を取り巻く人物から、現在フランスサッカー界に強大な影響を及ぼしている人物を選んでいる。ここに選出された面々を見れば、フランスサッカー界の『今』がわかる、というわけだ。
編集部の選考基準は『スポーツ面で結果を出していること、ゲームに与えるインパクトの大きさ、危機管理能力、世論への影響力』。
昨年11月13日のテロ攻撃や、ブラッターとプラティニ、FIFAとUEFAの両会長逮捕に及んだFIFAゲート、ベンゼマとバルブエナを巻き込んだセックステープ事件といった世論に大きなインパクトを与えた事件の影響も反映させたという。
まずは、気になるその順位を一挙公開してみよう。
1. ナセール・アル・ケライフィ(PSG会長)
2. ディディエ・デシャン(現フランス代表監督)
3. ジャン=ミシェル・オラス(リヨン会長)
4. ジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリー監督)
5. カリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)
6. ジャン・ピエール・ベルネス(デシャン、ブラン両監督やフェキールらの代理人)
7. ロラン・ブラン(PSG監督)
8. ミシェル・プラティニ(UEFA会長)
9. アンソニー・マルシャル(マンチェスター・ユナイテッド)
10. ピエール・メネーズ(ジャーナリスト、評論家)
11. ナビル・フェキール(リヨン)
12. ズラタン・イブラヒモビッチ(PSG)
13. ナイキ(現フランス代表ユニフォームサプライヤー)
14. マテュー・バルブエナ(リヨン)
15. ジョルジュ・メンデス(ロナウド等、トッププレーヤーの代理人。今季はディ・マリアがPSG入り)
16. ヴァンサン・ラブルーヌ(マルセイユ会長)
17. ナタリー・ブータール(『セックステープ事件』の裁判官)
18. サポーター
19. ラサナ・ディアラ(マルセイユ)
20. ヴァンサン・デュリュック(レキップ紙記者)
21. アディダス
22. ノエル・ル・グラエ(フランスサッカー連盟会長)
23. 『ラ・マルセイエーズ』(フランス国歌)
24. アントワン・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)
25. メイッサ・エンダイエ(気鋭の代理人。マルセイユに強力なパイプをもつ)
26. ベルナール・カイアッソ(サンテティエンヌ会長)
27. ブレイズ・マテュイディ(PSG)
28. ビクトリアーノ・メレロ(フランスサッカー連盟幹部)
29. アントワン・ガリード(リヨン育成監督)
30. アマンディーヌ・アンリ(フランス女子代表)