ティフォージの大ブーイングの対象となっている4名【写真:Getty Images】
ミランのティフォージ(サポーター)は4名の人物を戦犯として激しい批判を浴びせている。6日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。
現地時間の6日に行われたセリエA第18節で、ミランは昇格組であるボローニャにホームで敗北。試合後、スタジアムは大ブーイングに包まれた。同紙によれば、その主なターゲットとなっているのが、以下の4名だ。本田圭佑、主将のリッカルド・モントリーボ、アドリアーノ・ガッリアーニCEO、そして本田に替わって途中交代を果たしたアレッシオ・チェルチ。
本田は日本メディアにのみに自分の考えを語ることを批判されている。また、背番号10番に相応しくないパフォーマンスも原因だ。モントリーボはパオロ・マルディーニやマッシモ・アンブロジーニといった過去の偉大な主将たちには全く及ばない実力とキャプテンシーに、そしてガッリアーニCEOには無計画なクラブ運営が非難された。そして、この試合で途中出場したものの散々なパフォーマンスに終わったチェルチも批判が集中。あまりの批判に同選手の公式フェイスブックページが閉鎖に追い込まれる事態となっている。
一時調子を取り戻し、2015年はラスト10試合を5勝4分1敗で終えたミラン。しかし、ボローニャに敗北したことで、再びクラブは混乱が戻っている。シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長はミハイロビッチ監督の解任を検討しているという噂が再び流れた。果たして、ミランの深刻な低迷を改善する方法はあるのだろうか。
【了】