國學院久我山が初の準決勝へ(※写真はイメージ)【写真:Getty Images】
【國學院久我山 1-0 前橋育英 全国高校サッカー準々決勝】
第94回全国高校サッカー選手権の準々決勝が5日に行われ、東京都A代表の國學院久我山と群馬県代表の前橋育英が対戦した。
パスワークを武器とする國學院久我山に対し、前橋育英が積極的なプレッシングで応じる展開になったが、両チームともなかなか決定的なチャンスを作れない。
すると25分にゴールネットが揺れる。スルーパスにに抜け出した國學院久我山MF小林和樹がシュートを放ち、先制かと思われた。しかし副審がオフサイドフラッグを上げ、ゴールは認められない。
前橋育英は終盤立て続けにビッグチャンスを迎える。38分、右サイドからのFKに吉田朋恭が頭で合わせるも、ボールはゴール右に外れる。40分には横澤航平のスルーパスから決定機を生み出すが、GKの脇の下を通り抜けたボールは國學院久我山のキャプテン宮原直央にゴールライン手前でクリアされた。
スコアレスで後半に入って52分、國學院久我山が試合を動かす。ペナルティエリア右手前でボールを受けた内桶峻がドリブルでDFのタイミングを外し右足一閃。意表を突かれたGKの手をすり抜け、シュートがゴールに突き刺さった。
その後前橋育英は2試合連続で途中出場からゴールを挙げているスーパーサブ馬場拓哉を投入して猛攻を仕掛ける。しかし、最後まで粘り強く守りきった國學院久我山が、同校史上初めての選手権ベスト4進出を決めた。9日の準決勝では青森県代表の青森山田と対戦する。
【得点者】
52分 1-0 内桶峻(國學院久我山)
【了】