ピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
ドルトムントでゴールを量産して注目を浴びるピエール=エメリク・オーバメヤンに巨額の移籍オファーが提示されていることがわかった。英紙『サン』が報じている。
同紙によれば、12年ぶりのリーグタイトル獲得を目指すアーセナルが移籍金4200万ポンド(約74億5000万円)を携えてドルトムント側に接触しているという。
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は久々のリーグ優勝を成し遂げるためには攻撃陣の強化が不可欠で、強力なストライカーの存在こそが大きな違いを生むと考えているようだ。そういった意味で17試合出場18得点と驚異のペースでゴールを決め続けるオーバメヤンはこれ以上なくふさわしい人材と言える。
かつてロベルト・レバンドフスキが給与の大幅アップなどをちらつかせたバイエルン・ミュンヘンへ引き抜かれたように、ドルトムントは真のビッグクラブと張り合えるほどの資金力を備えていない。昨今のプレミアリーグ勢のような札束攻勢にはとても耐えられないだろう。
マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、チェルシー、バルセロナといった欧州の名だたる強豪たちが狙うオーバメヤンをアーセナルが射止めるのか。チームは現在好調をキープし1位を快走している。ライバルたちが不審に苦しんでいる中、メスト・エジルやオリビエ・ジルーら現有戦力のさらなる充実を図ることで千載一遇のチャンスを生かしたいところだ。
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