元ミランのアレッサンドロ・ネスタ氏【写真:Getty Images】
再びミランのレジェンドがクラブフロント陣を痛烈に批判した。29日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
かつてミランでセンターバックとして活躍したアレッサンドロ・ネスタ氏は指揮官のシニシャ・ミハイロビッチ監督について「彼はミランにとって正しい人間だ」と擁護した。
「落ち着いてほしい。なぜなら、ミランの問題は監督ではないからね。これまで常に指揮官にが責任を負い解任されてきたが、状況は変わっていない」
ネスタ氏はクラブが問題を解決するためには補強戦略の改善が不可欠だと語った。「メンタリティを変える必要がある」とし、「昔ほど資金がないのであれば、補強に失敗してはいけない。徹底的にスカウティングを行なう必要がある」と補強の稚拙さを嘆いた。
OB選手からの批判が相次いでいるミラン・フロント陣だが、ネスタ氏はパオロ・マルディーニ氏のフロント参画については「ミランに戻ることを願っている」と語った。一方で、自身のクラブ復帰については「少し早いね。今は静かに過ごしたい」と否定している。
クラレンス・セードルフ前監督、フィリッポ・インザーギ前監督、ミハイロビッチ現監督と数々の指揮官を試しているものの、一向にチーム状況が改善されないミラン。果たして、抜本的な改革は実現するのだろうか。
【了】