宇佐美貴史が2試合連続の2得点【写真:Getty Images】
【ガンバ大阪 3-0 サンフレッチェ広島 天皇杯準決勝】
日本サッカーNo.1を決める天皇杯の準決勝が29日に行われ、ガンバ大阪とサンフレッチェ広島、Jリーグチャンピオンシップの再戦が実現した。
天皇杯連覇を目指すG大阪は立ち上がりにエースの一振りで主導権を握る。7分、パトリックの落としからペナルティエリア手前でボールを持った宇佐美貴史がGKも触れないコースに見事なコントロールシュートをねじ込み、幸先良く先制点を手にする。
Jリーグチャンピオンシップでは勝利していた広島だったが、タイトル奪取に燃えるG大阪の気迫の前にゴールを奪えない。攻める時間が長くいつゴールが生まれてもおかしくない展開を一変させたのはまたしても”39番”の一発だった。
74分、押し込まれていた流れから少ないチャンスを得たG大阪。カウンターから再び宇佐美がゴールの隅に完璧なシュートを沈め、悪い雰囲気を一掃した。これでG大阪の絶対エースは2試合連続の2得点、完全に調子を取り戻した。
後半アディショナルタイムには長沢駿がゴールネットを揺らし、終わってみれば3-0でJリーグ王者サンフレッチェ広島を撃破したG大阪。悔しい思いをしたチャンピオンシップのリベンジを果たし、元日に浦和レッズとのファイナルマッチに臨む。
【得点者】
7分 1-0 宇佐美貴史(G大阪)
74分 2-0 宇佐美貴史(G大阪)
90+1分 3-0 長沢駿(G大阪)
【了】