C大阪への復帰が決定した柿谷曜一朗【写真:Getty Images】
J2のセレッソ大阪は4日、スイス1部のバーゼルからFW柿谷曜一朗を完全移籍で獲得したことを発表した。
柿谷はC大阪の下部組織で育ち、2006年に大きな期待を背負ってトップチームへ昇格。2009年6月に徳島ヴォルティスに期限付き移籍すると、2011年にはチームのJ2リーグ4位躍進に貢献した。
その後2012年にC大阪へ復帰して大活躍。そこでのプレーが認められて翌年日本代表初キャップを刻み、2014年7月にバーゼルへと移籍した。1年目のリーグ戦では14試合に出場し3得点を記録し、徐々にヨーロッパのサッカーへ順応しつつあった。
しかし2年目の今季は出番が減少しリーグ戦の出場は4試合のみ。苦しいシーズンを送っていたところでC大阪へ1年半ぶりに復帰することが決まった。
C大阪の公式サイトで復帰は悩み抜いた末の決断だと明かしながら、「自分はセレッソでサッカーがしたい、セレッソをもっと大きなクラブにしたい、という気持ちがやはり1番強かった」と、自分を育ててくれたクラブへの想いを語った。
さらに「また1から全てのセレッソサポーターの皆さんが認めてくれるセレッソの選手になれる様に、責任と覚悟を持って、一生懸命頑張ります」と、まもなく始まる新シーズンに向けて強い意気込みを述べている。
ヨーロッパでコンスタントな活躍を見せられず、しばらく日本代表から遠ざかっている柿谷。悩めるC大阪をJ1へと導き、自らの力で再びチャンスを掴みたいところだ。
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