武藤嘉紀【写真:Getty Images】
英紙『デイリー・スター』など複数メディアは25日、マンチェスター・ユナイテッドがマインツの日本代表FW武藤嘉紀獲得に動いていると報じた。
イングランドの名門は2019年までマインツとの契約を残す武藤に対し、移籍金1500万ポンド(約27億円)を提示して1月にも引き抜く方針だとしている。また英紙『ガーディアン』などは移籍金は1000万ポンド(約18億円)と伝えた。
いずれにしろ武藤の市場価値は渡欧から半年で一気に跳ね上がったことになる。大手選手データベース『transfermarkt』によればマインツがFC東京に支払った移籍金はおよそ200万ポンド(約3億6000万円)で、ユナイテッドが用意している額は報道が正しければ当時の5倍以上だ。
さらに香川真司がドルトムントからユナイテッドへ移籍した際の違約金は1120万ポンド(約20億円)とされており、武藤は半年間に挙げた7得点でこの額に並ぶか上回る計算になる。
ユナイテッドのサー・アレックス・ファーガソン元監督が武藤のことを気に入っており、すでに数回スカウトをマインツの試合に派遣して調査も開始されているという。深刻な得点力不足に悩む”赤い悪魔”はノリに乗っている日本代表ストライカーへの投資を後半戦の起爆剤にしようと考えているようだ。
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