主力放出後のチーム再構築に四苦八苦
柱谷哲二体制の集大成となるシーズンかと思われたが、主力の退団もあって仕切り直しに近い形になってしまった。序盤戦でかなりの苦戦を強いられたが、それも致し方ない側面があった。
結果として西ケ谷隆之監督体制に移行したことで状況は好転し始め、最終的には少しの余裕を持って残留を決めた。近隣クラブである栃木が最後まで波に乗れずに降格してしまったことを鑑みれば、クラブとしての地力がモノをいった感がある。
とはいえ、これまでのシーズンで着実な積み上げを見せてきただけに、当然ながら19位という結果には満足できないだろう。財政規模的に大幅な上積みは期待できないとはいえ、その中でも残すべきところ、変えていくべきところをシビアに突き詰めていく必要がある。
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