バルデスの負傷めぐるトラブルも…【写真:goal.com】
19日の国際親善試合、スペインはアウェーでの南アフリカ戦を0-1で落とした。
2010年南アフリカ・ワールドカップで優勝を果たしたスタジアム、サッカーシティに乗り込んだスペイン。再び素晴らしい思い出をつくりたいところだったが、この試合では南アフリカのインテンシティーあふれるパフォーマンスに終始苦戦する。結局、56分に生まれたFWバーナード・パーカーのゴールを守り切られて、記憶から抹消したい試合となってしまった。
ビセンテ・デル・ボスケ監督は試合後、0-1が妥当な結果であることを認めている。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた。
「妥当な結果だ。我々は敗戦に値した。良い形で試合に入ったのだがね。南アフリカの方が優れていたとも言えるだろう。選手たちの姿勢に不満はない。南アフリカは、尻上がりに調子を上げていった」
スペインはこの試合で、交代カード6枚を使い切った後に、GKビクトール・バルデスが負傷するアクシデントに見舞われている。DFダビド・アルベロアがゴールを守ろうとGKのユニフォームを着たが、審判が特例として7人目の選手交代を許可。これによってGKホセ・マヌエル・レイナがピッチに入ったものの、南アフリカ側が特例措置に抗議をする事態となった。
デル・ボスケ監督はこの件について、次のように話している。
「最後の交代カードは切るときは、慎重になることを心がけている。しかし今日は、(MFアンドレス・)イニエスタを早めに休ませたかったんだ。我々は7人目の交代を求め、それが認められた」