リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
リバプールのユルゲン・クロップ監督はプレミアリーグ恒例となっている年末年始の連戦について、批判的な立場を取っているようだ。英紙『デイリー・メール』が24日付で伝えている。
各国リーグがウィンターブレークを迎えつつある中、プレミアリーグは第18節が25日と26日、第19節が28日、29日、30日の3日間、そして第20節が1月2日と3日に予定されており、3試合をおよそ1週間でこなすという過酷な日程となっている。
このことについてクロップ監督は「試合が多すぎる。間違いないね。これが(成功を収めるのに)いい方法ではないと皆知っているのではないか」と苦言を呈し、イングランド代表にも影響を及ぼしているのではないかと示唆した。
「皆、ロイ(・ホジソン代表監督)は選手たちをタイトルに導くべきだと考えている。とてもいい選手が揃っているからね。だが、彼らには休みがない。そして他の国々では休みがある。成功を収めるのはとても難しい」
なおリバプールはマルティン・シュクルテル、ジェームズ・ミルナー、シモン・ミニョレ、デヤン・ロブレンやダニエル・スタリッジといった面々が離脱しているが、それでもクロップ監督は移籍市場への介入をあまり好んでいないようだ。
「私は1月の移籍期間と仲睦まじいわけではないが、いつも言っているように、必要ならば行動に出るつもりだ。何人も、何人も、たくさん選手を獲得しようとは思っていない。そういう風に考えている」
クロップ監督にとって、この時期に連戦を経験するのは初めてのこと。果たしてドイツ人指揮官は無事に切り抜けられるのだろうか。
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