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Jリーグ 9年前

熊本、序盤は出遅れるもポテンシャルを発揮。好調維持なら来季は上位も【2015年通信簿】

今シーズンのJ2も全日程が終了した。この1年を振り返り、各J2クラブはどのようなシーズンだったのだろうか。今回はJ2を13位で終えたロアッソ熊本を振り返る。

シリーズ:2015年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images

序盤は出遅れるが…輝いた“個”

熊本、序盤は出遅れるもポテンシャルを発揮。好調維持なら来季は上位も【2015年通信簿】
小野監督体制になって2年目のロアッソ熊本【写真:Getty Images】

 シーズン序盤は10試合で1勝とやや出遅れたものの、徐々に盛り返して中盤戦を終えるころにはプレーオフ進出も視野に入るようになった。結果的には13位に終わったものの、上位進出を狙えるだけのポテンシャルを見せたシーズンになった。

 小野剛監督体制になって2年目を迎え、組織としての完成度の高さを感じさせる試合は多くなった。その中で齊藤和樹や清武功暉、中山雄登らの“個”が輝いた試合は内容・結果の両面でうまく運んでいた。

 好調時のアグレッシブな守備とフィニッシュの局面での思い切りの良さはすでにJ2屈指のレベルだと言っていい。一方で、連勝は最長で『3』と、好調を長く続けることはできなかった。勢いに乗ったときに大型連勝を実現できれば、さらに上位も見えてくるはずだ。

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