序盤は出遅れるが…輝いた“個”
シーズン序盤は10試合で1勝とやや出遅れたものの、徐々に盛り返して中盤戦を終えるころにはプレーオフ進出も視野に入るようになった。結果的には13位に終わったものの、上位進出を狙えるだけのポテンシャルを見せたシーズンになった。
小野剛監督体制になって2年目を迎え、組織としての完成度の高さを感じさせる試合は多くなった。その中で齊藤和樹や清武功暉、中山雄登らの“個”が輝いた試合は内容・結果の両面でうまく運んでいた。
好調時のアグレッシブな守備とフィニッシュの局面での思い切りの良さはすでにJ2屈指のレベルだと言っていい。一方で、連勝は最長で『3』と、好調を長く続けることはできなかった。勢いに乗ったときに大型連勝を実現できれば、さらに上位も見えてくるはずだ。
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