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本田圭佑 9年前

本田に訪れた“失地回復”の好機。伊杯で見出した可能性とともに12戦ぶり先発

ミランは現地時間20日に行なわれるセリエA第17節で、フロジノーネとアウェイで対戦する。これまでベンチスタートが多かった本田圭佑だが、12試合ぶりとなる先発の可能性が高まっている。コッパ・イタリアでは粘りとパワーで得点を演出した本田は、失地回復となるだろうか。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

本田、12試合ぶり先発へ。可能性高める3つの理由

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リーグ戦12試合ぶりの先発の可能性がある本田圭佑【写真:Getty Images】

 ミランの本田圭佑が20日のフロジノーネ戦で、9月22日のウディネーゼ戦以来リーグ戦で12試合ぶりに先発する可能性が高まった。

 その理由は3つ。まずは4-3-3(あるい4-4-2)へのシステム変更後、右サイドでスタメンをキープしていたアレッシオ・チェルチが不調を囲い定位置を滑り落ちたこと。その次は前節エラス・ヴェローナ戦で右MFとして先発したエムバイエ・ニアンに疲労が蓄積し、休ませるという情報も出ていること。そしてチームの攻撃の要となっていたジャコモ・ボナベントゥーラまで起用が微妙だということだ。

 木曜日に行われたコッパ・イタリア5回戦サンプドリア戦で、ボナベントゥーラは後半32分に下がった。出ずっぱりだった彼のこと、疲労の蓄積かと思いきや実は故障だった。内転筋の張りを訴えてベンチに下がり、この2日は別メニュー。検査の結果筋断裂などは見られず、試合にも召集されていたが、出場は不透明である。

 シニシャ・ミハイロビッチ監督の前日会見では、そのこともあってまずはボナベントゥーラのコンディションについて質問してみた。「本田のこと聞くんじゃないのか? こっちはそうだと思って答えるつもりでいたのに」と少し驚かれてしまったが…。

 その結果「多分本田はプレーすることになる。明日の朝、どんな状態で彼が目覚めるかだ」という答えに繋がる。左MFであろうが右MFであろうが、起用される確率は高いということだ。

【次ページ】指揮官が挙げる課題
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