ローマのFWフアン・マヌエル・イトゥルベ【写真:Getty Images】
ローマのFWフアン・マヌエル・イトゥルベがファンにクラブへの愛を語った。19日、『フットボールイタリア』が伝えている。
2013/14シーズンにエラス・ヴェローナで33試合8ゴール5アシストと勢いを見せていたイトゥルベ。しかし、ローマに加入した2014/15シーズンは27試合に出場しながら2ゴール2アシストとブレーキ。今季も12試合で1ゴール1アシストと、物足りない成績となっている。
そんな中、プレミアリーグのワトフォードがイトゥルベを買い取りオプション付きの期限付き移籍で獲得するとの報道が広く伝わっていた。同メディアによれば、移籍に掛かる費用は1950万ユーロ(約26億円)といわれている。
移籍の噂に関して、渦中のイトゥルベは自身の『インスタグラム』にローマのチームメイトと一緒に写った写真を投稿し、次のようなコメントを添えた。
「ローマの街とファンのみんなへ、愛を込めた挨拶を。残念ながら、物事は僕が思っていたようには進まなかった。ひとつ確かなことは、誇りと名誉を感じながらこのジャロロッソ(オレンジと黄色を表すローマの相性)のユニフォームを着ていたということだ」
「このユニフォームのために僕は苦しみ、時には泣き、そして祝福された。でも人生には勇気と謙遜をもって地に足をつけて、自分自身を信じ続ける必要がある」
また、イトゥルベは将来的な復帰についての思いやローマに対する愛情も示唆している。
「これはただの“アリーヴェデルチ(イタリア語で「また会いましょう」)”であって、“別れ”ではないと思う。もし戻ってこれるなら、前よりも強くなってみせる。僕の中にはローマへの思いが生き続けるだろう」
【了】