アリゴ・サッキ氏【写真:Getty Images】
かつてミランやイタリア代表などで監督を務めたアリゴ・サッキ氏が古巣でもあるレアル・マドリーの問題点を指摘した。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。
第一次フロレンティーノ・ペレス政権のマドリーでスポーツディレクター(SD)を務めたサッキ氏は、マドリーについて「スターが集まったグループであるが、それは常にチームであるというわけではない」と鋭く指摘。
「団体でのプレーより、個人のクオリティが基礎となっている。監督は選手たちのリーダーシップを壊さないようにしてそれをうまく利用しなければならない」とした。
サッキ氏はさらに今季から就任したラファエル・ベニテス監督をサッカーレベル、精神的・人間的にもマドリーメンバーはまだうまく消化していないと分析しており、それが守備な場面で集中力が切れてしまう要因であるとしている。
リーグ序盤戦は鉄壁の守備を築いていたが、第11節セビージャ戦と第12節バルセロナ戦で連敗してから、守備が不安定さを露呈している。
ベニテス監督の身辺が騒がしくなってきているが、スター集団を「チーム」にすることができるだろうか。
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