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本田圭佑 9年前

本田、失地回復のチャンスすら来ず。勝利厳命の指揮官、信用ない“主力外”起用の理由なし

ミランは現地時間17日、アウェイで行われるコッパ・イタリア5回戦でサンプドリアと対戦する。4回戦のクロトーネ戦では先発フル出場した本田圭佑だが、この試合ではリーグ戦同様に先発落ちとなりそうだ。控え組で挑んだクロトーネ戦は辛うじて勝利したものの、シニシャ・ミハイロビッチ監督を信用を得るに至らずサンプドリア戦では主力で臨むことが予想される。失地を回復したい本田だが、そのチャンスが巡ってくることはなさそうだ。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

伊杯5回戦、本田はリーグ同様ベンチへ

本田、失地回復のチャンスすら来ず。勝利厳命の指揮官、信用ない“主力外”起用の理由なし
サンプドリア戦はベンチスタートが濃厚な本田圭佑【写真:Getty Images】

 17日、ミランはコッパ・イタリア第5回戦に臨み、アウェイでサンプドリアと対戦する。現在リーグ戦ではスタメン落ちとなっている本田圭佑にとっては、こういうカードでの活躍が失地回復への鍵となる。

 ところが今回、先発出場のチャンスはどうも与えられそうにない。伊衛星TV局『スカイ・イタリア』などの地元メディアはこう報じている。「システムは4-4-2、右サイドはアレッシオ・チェルチで、左サイドにはジャコモ・ボナベントゥーラが投入される模様だ」と。

 16日、地元紙は「シニシャ・ミハイロビッチ監督が17日のイタリア杯5回戦サンプドリア戦に向けて控え組となってた選手を入れた布陣をテストした」と報じ、その中には本田も左MFとしてテストされていたという。

 しかし報道の通りなら、主力のボナベントゥーラは外せなかった、という判断を意味する。右のチェルチは、右MFとしてミハイロビッチが定めた序列は本田よりも上。ということで、また起用できなくなったということだ。

 とはいえ日程のクロスしている中では、ターンオーバーの行使もまた重要だ。ボナベントゥーラを酷使し、潰した時には後に響く。CL出場権を確保する3位以上入賞のためにはリーグ戦を落とせないところまで来ているはずなのだが、それでもコッパ・イタリアにも主力を使う理由とはどこにあるのか。

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