途中出場でアシストを記録した香川真司【写真:Getty Images】
ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が、現地時間16日に行なわれたDFBポカール(ドイツ杯)3回戦で勝利した喜びを語った。
香川はこの試合ベンチスタートとなっている。前半はお互いに0-0の状況が続いたが、後半に試合が動く。58分にアドリアン・ラモスと交代で香川が途中出場を果たすと、直後の61分にピエール・エメリク・オーバメヤンのゴールでドルトムントが先制する。
さらに66分には香川のパスを受けたヘンリク・ムヒタルヤンが強烈なシュートをゴールに突き刺し追加点を決めた。そのまま2点リードで逃げ切ったドルトムントは2-0の勝利をおさめ、準々決勝に駒を進めている。
前半にベンチから見た試合の状況について香川は「相手もすごくハードワークしていましたし、固い試合になっていたことから動きがありませんでした。ただ、後半は間延びした時間帯で出番が来ると思っていたので、一応準備はしていました」と語り、出場機会があればやってやろうと言う気持ちがあったことを明かした。
ムヒタルヤンのゴールをアシストした場面に関しては「前も空いていたので結果的に良かったと思います。動きを加えて、変化を加えないといけないと思っていたので、そういう意味ではああいった動き出しをすることで相手が釣られるので、それが上手くゴールに繋がって良かったと思います」と答え、リターンパスは狙っていたものの、最終的にムヒタルヤンが得点を決めたことで満足した様子を見せている。
試合中に巧みな技術で相手2人を交わし再びアシストを記録しそうになったが「良い形で抜けたのでゴールにつながれば良かったですけど。見せると言うか、結果を示さなければならないので。次に向けてまたしっかりと準備したいと思います」と述べ、少し悔しさを滲ませたコメントを残している。
一方で、途中出場が続いていることについては「スタメンで出たいという気持ちは強いです。今までの状況が状況なだけにね。これまで出ていた中で、3試合ずっとベンチなので、そこを切り替えるというのは難しいですが、文句を言ってもしょうがないですから、次に向けてしっかりと切り替えたいと思います」と語り、スタメンを勝ち取る構えを示している。
試合を決定づける2点目をアシストし、積極的に攻撃参加した香川。中二日で19日にケルン戦を控えているが、次こそは先発出場を果たしゴールを決めたいところだ。
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