2015年のJ1昇格プレーオフを制したアビスパ福岡【写真:Getty Images】
Jリーグは15日、来季からJ1昇格プレーオフの運営方法を抜本的に見直すことを発表した。
これまでは準決勝をリーグ戦成績上位クラブが主管し、ホームスタジアムで開催し、決勝をJリーグが主管し、中立地で行ってきた。2013年までは国立競技場が、昨年は味の素スタジアムがその舞台になっている。
しかし、今季は同時期にJ1のチャンピオンシップが開催された影響で昇格プレーオフの決勝会場にJ2セレッソ大阪の本拠地である長居スタジアムを使わざるをえなかった。
そして昇格プレーオフにC大阪が進出してしまったため、中立地開催としておきながら実際にはそうでないのでは、という議論が噴出して波紋を呼んでいた。
そのためJリーグは来季からJ1昇格プレーオフを「準決勝、決勝ともに、リーグ戦成績上位クラブが主管し、ホームスタジアムで開催する」とルールを変更。これにより上位クラブの優位性も保証される。
なお、今回の変更の理由についてリーグ側は「国立競技場が改修中であり、プレーオフ決勝開催スタジアムがプレーオフ決勝進出クラブのホームスタジアムとなる(中立地開催ができない)場合があり、また、リーグ戦成績上位クラブの優位性が確保されない場合があるため」と説明している。
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