「今後に向けた重要な土台がある」【写真:goal.com】
インテルのエリック・トヒル会長が、イタリア『Rai』の番組に出演した。同会長は、ミラノでチャンピオンズリーグ(CL)決勝が開催される2016年に、インテルはCLに出場していなければいけないと話している。
15日にインテルの新会長に就任したばかりのトヒル氏は、現在のチームに将来を見据えた土台があると見ている。ワルテル・マッツァーリ監督を信頼しているという同氏は、次のように語った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。
「人生において成功するためには、ハードワークをし、目標を持たなければいけないと思う。私はマッツァーリ監督にそういったクオリティーがあると思うし、彼を選んだ(マッシモ・)モラッティ前会長に感謝したい」
「我々には今後2、3年に向けた重要な土台がある。2016年にはミラノでCLファイナルがあるし、我々は近くこの大会に戻るだろう」
だが、早期のスクデット獲得を期待する声には、「いつになるかは神様が決める」と返答。補強に関しても、「多くの噂があるが、我々がつくろうとしているのは一つのシステムだ」と話している。
インドネシア人のトヒル会長は、28日から12月2日まで再びミラノに戻ってくると明かした。そのため、12月1日に予定されているセリエA第14節サンプドリア戦が、本拠地サン・シーロでのトヒル会長の“デビュー戦”となりそうだ。
「すべての試合で(スタジアムに)いることはできない。だが、遠くからでも深夜に試合を見るよ。私はずっとインテルのサポーターだ」
また、トヒル会長はモラッティ前会長への感謝を改めて口にしている。
「初めて彼に会ったときに言ったんだ。『私はあなたの代わりになるためにここにいるのではない。一緒に何かをつくるためです』とね。彼が18年間でやってきたことは、私には決してできないことだ。だが、インテルが世界のトップクラスになれるようにやっていきたい」