カルロ・アンチェロッティ氏(左)とバイエルンのジョゼップ・グアルディオラ監督(右)【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)決勝ラウンド進出を逃し、公式戦5戦未勝利など結果が出ず解任論も噴出しているマンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督。ここに来て、指揮官交代の噂がイギリス国内の複数メディアから湧き始めている。
『デイリー・スター』はチェルシーやレアル・マドリーで監督を務めたカルロ・アンチェロッティ氏の名を挙げた。とりわけプレミアリーグでの現場復帰に意欲を見せているアンチェロッティ氏だが、仮に実現すれば“更なる付加価値”が見込まれるという。
その“付加価値”とは、かつてユナイテッドの背番号7を背負い、マドリーでアンチェロッティ氏と良好な関係を築いてきたというFWクリスティアーノ・ロナウドのことだ。
「一緒にトロフィーを獲得してきた監督と会えなくてとても寂しいよ」と語るなど、アンチェロッティ氏に大きな好意を示すロナウド。同氏がユナイテッドの指揮を執るとなれば、CR7のオールド・トラフォード帰還もあり得るというのだ。
一方、『サン』はユナイテッドのライバルであるマンチェスター・シティとの契約が噂されているバイエルン・ミュンヘンのジョゼップ・グアルディオラ監督との交渉に乗り出す可能性を示唆した。
チームは今季ここまで公式戦21勝1分3敗と快進撃を見せており、個人としても年間最優秀監督賞の最終候補にノミネートされるなど名将ぶりが際立つグアルディオラ監督。同紙によれば、ユナイテッドは同じ街のライバル、マンチェスター・シティとの交渉戦線で優位に立つ自信をのぞかせているという。
いずれもまだ可能性の域を出ないが、クラブの動向次第では現実味を帯びてくる。果たして、ユナイテッドはどのように舵をとるのか。
【了】