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メッシ、母国代表への批判に憤慨「国歌を歌うつもりはない」

text by 編集部 photo by Getty Images

メッシ、母国代表への批判に憤慨「もう国歌は歌わない」
アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

 バルセロナのFWリオネル・メッシは、アルゼンチン代表ではあまり幸せな時間を過ごしていないようだ。アルゼンチンTV局『TyCスポーツ』のインタビューに応えている。

 日本で開催されているクラブワールドカップに出場するため、14日に来日したメッシ。2011年以来4年ぶりとなる栄冠獲得に向けて17日には横浜で準決勝を戦うが、母国アルゼンチンの代表チームでの出来については不満を募らせているようだ。

「ワールドカップとコパ・アメリカでそれぞれ決勝に進めてラッキーだったけど、僕らは何も成し遂げていない。2回決勝に出たからってそれが何なんだい? ベスト16で負けなかっただけじゃないか」

 強い口調でインタビューに答えるメッシは、難しい時間を過ごす代表チームに理解を示さず、ただ批判を浴びせるだけの人々に対して苛立ちを覚えているようだ。

「頭ごなしに批判ばかりする人々にはもううんざりだ。国歌を歌うつもりはない。歌う必要性が感じられないし、人それぞれのやり方がある」

 しかし「代表チームでプレーすることは大切にしていることだし、代表チームで勝ちたい」と、国を背負って戦う名誉については否定せず、目標については「(来年の)コパ・アメリカ・センテナリオで優勝できれば嬉しいね」としている。

 12日のデポルティーボ戦では先制弾を決めたもののチームは結局引き分けてしまい、これで公式戦3戦未勝利と不調に苦しむバルセロナ。代表でのフラストレーションも溜め込むメッシは、横浜の地でその鬱憤を一挙に晴らすのだろうか。

【了】

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