ボカ・ジュニアーズ時代のファン・ロマン・リケルメ氏【写真:Getty Images】
元アルゼンチン代表のファン・ロマン・リケルメ氏が母国のテレビ局『TyCスポーツ』のインタビューに応え、現在開催中のFIFAクラブW杯に言及した。
自身もボカ・ジュニアーズの一員として同大会の前身であるインターコンチネンタルカップに出場した経験を持つリケルメ氏は、20日の決勝でリーベル・プレートとバルセロナの対戦を望んでいる。同氏にとって前者は“宿敵”であり、後者は“古巣”だ。
準決勝で勝利すれば両者の対戦が実現することになるが、リケルメ氏は「アルゼンチン人はこういう類の試合でいつも燃えるんだ」と述べ、「リーベルはフィジカルとメンタルのコンディションが良好ならバルサを倒せる。もちろん簡単ではないことはみんなわかっているけどね」と、“宿敵”が自身の“古巣”に勝利する可能性があると語った。
一方で“古巣”バルサにも大きな期待を寄せている。同胞のリオネル・メッシが活躍することを願うリケルメ氏だが、「バルセロナには各ポジションに最高の選手がいる」としてジェラール・ピケ、セルヒオ・ブスケッツ、アンドレス・イニエスタといった名手たちの重要性も指摘した。
南米王者のリーベル・プレートは16日の準決勝でサンフレッチェ広島とマゼンベの勝者と、欧州王者のバルセロナは17日に広州恒大とクラブ・アメリカの勝者とそれぞれ対戦する。
リケルメ氏擁するボカ・ジュニアーズはクラブ世界一の座に輝いたが、リーベル・プレートは“世界最強”と名高いバルセロナと横浜で対戦し、打ち破ることができるだろうか。
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