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アリババ社と提携のクラブW杯、将来的には中国開催の可能性も?

text by 編集部 photo by Getty Images

アリババ社と提携のクラブW杯、将来的には中国開催の可能性も?
アリババ社のチャン・ダージョン氏【写真:Getty Images】

 国際サッカー連盟(FIFA)は9日、クラブW杯のメインスポンサーとして、中国のアリババ社のグループ企業であるアリババ・Eオート社と契約を結んだ。

 Eオート社の親会社であるアリババグループは、近年その圧倒的な資金力で世界中のビッグネームを獲得している広州恒大の親会社でもあり、中国国内ではサッカーへの関心が高まっている。

 発表会見の質疑応答ではクラブW杯の将来的な中国開催についての質問が挙がった。すると、アリババ・Eオート社のチャン・ダージョン氏は返答として「FIFAのルールに従うが、開催に向けて積極的に進めていきたい」と可能性を示唆。

 また、FIFAの中国市場への進出については、FIFAのティエリー・ワイル氏が以下のようにコメントしている。

「確かに、FIFAはまだ中国市場を獲得できていない。だが、経済のみならず教育的な側面からも、FIFAは子供たちへのサッカーの普及を通して、中国の教育にも貢献していきたいと考えている」

 さらに、質疑応答ではFIFAの不祥事が契約交渉に与えた影響についての質問も出た。これについてワイル氏は、「交渉の難航が実際になかったとは言えない」としつつ、次のように続けた。

「こうした状況下で交渉を行うのは容易ではなかった。この状況は会長選が行われるまで変わらないということを認識しつつ、それでもなおFIFAのブランドやクラブW杯の魅力は変わらないと信じている」

 3年ぶりに日本で開催されるクラブW杯は、10日に横浜国際総合競技場で行われるサンフレッチェ広島対オークランド・シティの一戦で開幕する。

【了】

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