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J2第40節・松本山雅対モンテディオ山形戦。
Jリーグでは7年ぶりとなる、ある記録が生まれた。松本の村山智彦がGKとしてのゴールを記録したのである。
前半18分、自陣のペナルティエリア右側から村山が蹴ったフリーキックの場面だった。前線にいるFWめがけて飛んだロングフィードは、ぐんぐんと風に乗ってゴール前に。
しかしこのボールは味方には届かずワンバウンド。山形守備陣も見送る格好となったが、山形のGK常澤聡がキャッチするかと思いきや、目測を誤ったのか反応できず。そのまま頭上を越えて、ゴールネットを揺らしたのである。
言うまでもなくGKの得点は珍しく、Jリーグの公式戦において、村山以前にゴールを決めたGKはこれまで4人存在していた。
初ゴールを決めたのは、浦和レッズの田北雄気だ。1996年11月9日の横浜フリューゲルス戦で、味方が得たペナルティーキックでのキッカーを務めゴールを記録した。このとき決められたGKは楢崎正剛である。
その後、1999年に松永成立(京都)、2004年に菅野孝憲(横浜FC)、そして2006年に高木義成(東京V)がそれぞれ得点を決めている(いずれも当時の所属チーム)。この前節の村山のゴールは、Jリーグ公式戦では7年ぶり、5人目となる記録となった。
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