出場停止処分となっていたMFデニス・チェリシェフ【写真:Getty Images】
スペインサッカー協会(RFEF)は4日、出場停止処分となっていたデニス・チェリシェフを出場させたとして、レアル・マドリーのコパ・デル・レイ(国王杯)失格という判断を下した。スペイン『アス』をはじめ、多くのメディアが伝えている。
チェリシェフはビジャレアルに所属していた昨季、コパ・デル・レイにおける累積警告で同大会1試合の出場停止処分を受けていた。処分は今季に持ち越されることになっていたが、チェリシェフは2日の4回戦1stレグのカディス戦に先発出場。
マドリーは試合中にチェリシェフの累積警告の件を知り、ラファエル・ベニテス監督曰く「善意を見せるため」にチェリシェフを46分に交代。試合後、チェリシェフの出場資格について協会やビジャレアルから通達が来ていなかったとRFEFに不服を申し立てていた。
しかし裁定は覆らず、RFEFはマドリーを失格処分に。伴って、マドリーは10日間の異議申し立て期間が与えられることとなった。同紙によると、マドリーは来週10日に会議を行い、行政やスポーツ仲裁裁判所への提訴も視野に入れながら話し合うという。
ただ、スペイン紙の『マルカ』はRFEFから送信されたというファックスにチェリシェフの累積警告を伝える内容が含まれていたと伝えており、同紙はそのファックスの画像も公開している。
ファックス絡みのトラブルが多いマドリーだが、本件は今後どのような動きを見せるのだろうか。
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