スタンダール・リエージュ時代の川島永嗣【写真:Getty Images】
夏にスタンダール・リエージュを退団して以降所属クラブのなかった日本代表GK川島永嗣が3日にブログを更新し、スコットランド1部ダンディー・ユナイテッドとの正式契約にめどが立ったと報告した。
先月頭には加入合意との報道があったものの、イギリスの労働許可証取得手続きが難航して本契約をかわせずにいたが、川島は「今ようやくビザの件も見通しがつき、Dundee Unitedと本契約に向けての運びになっていくと思います」と明かしている。
さらに「ここまでの道のりは長く、決して平坦ではなく、そこにどんな意味を見出せるのか自分でも分からなくなる時期もありました」とここ数ヶ月のの苦悩を振り返り、そこから這い上がって掴んだ自信が大きな意味を持つと述べた。
すぐにチームへ合流してデビュー戦に臨むかと思われていた川島だが、もう一つを大きな報告をしている。ブログで3日に長男が生まれたことを公表し、「遠くスコットランドにいて立ち会うことはできませんでしたが、ビザの見通しがついた今、監督とも相談して、家族に会うために一時日本に帰国しようと思います」と直近の見通しを記した。
スコットランドデビューは少しの間おあずけになりそうだ。一方で繰り返し周囲への感謝を述べ、「これから心新たに、より大きな責任感とさらなる大志を持って、守るべきもののためにさらに前へ突き進んでいきたい」と力強く意気込みを語った川島は、新天地での挑戦に意欲を燃やしている。
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