出場停止中に公式戦で起用されてしまったデニス・チェリシェフ【写真:Getty Images】
出場資格のない選手を起用させたことでコパ・デル・レイ敗退の危機に瀕しているレアル・マドリー。現在クラブのディレクターを務めるエミリオ・ブトラゲーニョ氏は渦中のデニス・チェリシェフの出場停止について知らなかったとコメントしたが、真実は違ったようだ。スペイン紙『マルカ』が証拠のファックス付きで報じている。
今年7月27日にスペインサッカー連盟(RFEF)から送信されたとされるファックスには多くの選手とともにチェリシェフの名前と1試合の出場停止が課される旨が記載されている。昨季はレンタルに出されていたため、所属クラブはビジャレアルとなっている。
このファックスが本物であればブトラゲーニョ氏の「知らなかった」という言い分に反して、出場停止の事実が7月中には通知されていたことになる。
チェリシェフの出場に関して元レフェリーから指摘があったとの報道もあるが、今年9月にオサスナが同様の問題を起こしてコパ・デル・レイ敗退を告げられており、マドリーにも同じ処分が下される可能性がある。すでに出場停止について通知がなかったとしてクラブ側からRFEFに異議申し立てをしたというが結末は果たして…。
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