リーグ制覇の可能性を残す2チーム。今大会の行方を占う大一番
リーグ戦が佳境を迎える中で行われる4回戦。J1同士の戦いは16日の土曜日に、J2とJFLに所属するチームの試合は20日の水曜日に開催される。今のメンバーで1日でも長く活動を続けるために、強い思いがぶつかり合うことだろう。約1ヵ月後のベスト8にコマを進めるのは、どのチームか。今回は16日に開催される5試合のプレビューをお届けする。
【11月16日(土)開催】
鹿島(J1)vs広島(J1) 15:00 県立カシマサッカースタジアム
リーグ制覇の可能性を残す2チームのどちらかがここで敗退することを考えると、今大会の行方を占う大一番だ。その重要な一戦を前に、シュート数がリーグ内でもトップである鹿島の大迫勇也が日本代表で離脱。セーブ率の高い西川周作を同じく日本代表で欠く広島にとっては朗報といえるだろう。鹿島はチームとしてリーグトップのラストパス数を記録。小笠原満男や遠藤康を中心に決定機を演出できるだけに、チーム2位のシュート数を誇るダヴィら代役の働きが、五度目の優勝に望みをつなぐカギとなる。
柏(J1)vs大分(J1) 13:00 kankoスタジアム
ナビスコカップを制した勢いで連覇をもくろむ柏。だが、昨年の4回戦では都道府県代表のチームに苦戦した。会場が通常と異なり、前回対戦でゴールを奪えなかった大分が相手となる今回も戦いづらさは否めない。最近の大分は4バックに変更しており、指揮官の対抗策が注目される。
清水(J1)vs仙台(J1) 13:00 IAIスタジアム日本平
今季限りでの退任が決まっている仙台の手倉森誠監督にとって、清水は天敵だ。仙台がJ1に復帰した10年以降、1分け6敗と結果を残せていない。リーグ戦での対戦も残ってはいるが、チームを離れる前に立ちはだかる壁を乗り越え、タイトルに向けて弾みを付けられるか。
C大阪(J1)vs鳥栖(J1) 17:00 大阪長居スタジアム
現役時代にC大阪でプレーした経験を持つ鳥栖の尹晶煥監督。3週間前に指揮官として初めてC大阪を破り、悪い流れを断ち切ったばかりだが、再び勝利を手繰り寄せられるか。山口螢と柿谷曜一朗を日本代表で欠く桜軍団の隙を突ければ、08年以来となるベスト8進出が見えてくる。
大宮(J1)vsF東京(J1) 19:00 NACK5スタジアム大宮
対戦カードが決まった瞬間にF東京は喜んだはずだ。08年以降、NACKでの大宮戦は6戦全勝。その間、昨季までは失点すらなく、今季も9月に5-2と大勝を収めた。この相性の良さをもってすれば、日本代表に3名が招集された影響を感じさせない戦いも可能だろう。
【了】
記事提供:Football LAB/データスタジアム
関連リンク
「Football LAB」とは?
J1・各チームの得点パターン
J1・ボール支配率ランキング
J2・各チームの得点パターン
J2・ボール支配率ランキング
J1、J2各節のベストイレブン