「オランダ相手に自分たちのサッカーを貫ける自信はある」
10月のセルビア・ベラルーシ2連戦に敗れた後、日本代表キャプテン・長谷部誠(ニュルンベルク)は「失点の場面は寄せが足りなかったり、ボールウォッチャーになったりとほんの小さなところの問題。そこは突き詰めていかないと。
攻撃の方は距離感が近すぎて細かいパスのイメージが強すぎる。幅を取るとか裏を狙うとかもっといろんなバリエーションを持たないといけない」とチームを冷静に客観視した。
自らもベラルーシ戦の失点シーンで相手をフリーにしてしまうミスを犯しただけに「今度こそ」という思いを持って11月シリーズに入ったに違いない。
今回の相手はFIFAランク8位のオランダと5位のベルギーという世界屈指の強豪。とりわけオランダは、ファンハール監督が15日のゲンクでの試合3日前に早々とスタメンを発表する余裕を見せている。その陣容を踏まえて、長谷部はこんな感想を漏らした。
「ケガで抜けている2人(ファン・ペルシーとスナイデル)以外はほぼベストなので、非常に素晴らしい相手だなと。代わりに入る選手も相当モチベーション高いだろうし、ファン・デル・ファールトには特に気をつけないといけないと思いますね。
オランダ相手に自分たちのサッカーを貫ける自信はある。ただ、自分たちのペースで90分続けられるわけじゃないし、苦しい時間帯も出てくるから、柔軟に対応しないといけない。そういう柔軟性を自分たちのものにしていかないといけない。そのあたりは監督や選手たちともコミュニケーションを取ってやっていくつもりです」